母親と話す度に「また会話泥棒された…」「お母さんとは会話のキャッチボールができないよ~」と、お嘆きのあなた!
なぜ多くのお母さんたちは、息子や娘と話す際に会話泥棒化してしまうのでしょう?
母の得意技は話の腰を折ることですが…。
旦那がそんな母を「会話泥棒」と命名してました。— MIKA (@3110mika) May 26, 2017
その理由と対処法、直し方について解説します!
母親、お母さんが娘や息子と話す際、会話泥棒化する理由5つ
母は基本的に自分の辛い長い話をしてて、私の話聞かない。
話を聞いた後に話そうとすると、母は話て満足して興味が移り変わってるから相手の話聞かない。だから昔から母は、子供達の悩んでた悩みとか聞いてくれない母だった。
「自分のこう言うときこう思って辛い」
その言葉を避ける
しかも無意識— やまだ (@usamanju1) April 22, 2020
まずはなぜ母親が、自分の息子や娘との話す際に会話泥棒化してしまうのかを考えていきましょう!
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母親、お母さんが会話泥棒化する理由①「誰よりも心を許している」
会話泥棒になる大きな理由は油断。
例えば営業の仕事をしている人が、営業先で会話泥棒化することはまずありません。
なぜなら

何か得意先に失礼があってはならない
を気を引き締めているから。
最終的にはクロージング的なまくしたてをする人がいるかもしれませんが、相手を不愉快にしない配慮は絶えずしているはず。
お母さんからすれば、自分の子供は最も信頼して話せる相手。
よって「どんな話し方をしても許される」といった油断が生まれやすい関係性です。
母親、お母さんが会話泥棒化する理由②「ストレスが溜まっている」
女性は会話によってストレスの発散をします。
男性同士の会話や、仕事上での会話は目的があるもの。
しかし日常の雑談は、特にどこへ向かっているかなど定めて話しません。
ストレスフルの母親は、無意識に会話の主導権を奪い会話泥棒になっているケースが目立ちます。
本人は気づいていないことがほとんどです。
母親、お母さんが会話泥棒化する理由③「久々に話せて嬉しい」
人間はテンションが上がると、自身をコントロールしづらくなります。
お母さんにとって、一番話していて楽しくなるのは自分の子供。
年に数回しか娘や息子と会えない場合は、喜びもひとしお。
あなたにたくさん話したいことがあって、つい会話泥棒になってしまうのです。
母親、お母さんが会話泥棒化する理由④「老化で脳機能が退化」
感情をコントロールする前頭前野の衰え。人間の心は脳から成り立つ。 — 「動画に写っていたのは弊社の社員でした」 配達物たたきつけ動画騒動で佐川急便が陳謝 https://t.co/VzQGZC8zot
— CarloDokka (@Carlo_Rhythm) December 26, 2016
前頭前野は感情を司る脳の部位。加齢で前頭前野の機能が衰えると、制御が難しくなります。
これまでに優しく穏やかで聞き上手なお母さんが、最近になって会話泥棒化し始めたのだとしたら、前頭前野の衰えが考えられます。
母親、お母さんが会話泥棒化する理由⑤「自閉症、ADHD、発達障害かも?」
もしあなたのお母さんが昔からずっと会話泥棒であるなら、発達障害かもしれません。
自閉症スペクトラム障害の発達障害に該当するフミヒコさん(仮名)の事例を引用します。
自閉症スペクトラム障害には、コミュニケーションが苦手、趣味や関心が限定的といった特徴があるとされる。
やむをえず、フミヒコさんの話を遮り、軌道修正することも、何度かあった。たまりかねて、質問の答えになっていないことを指摘すると「私の中ではつながっているんです」という。「(思考が)いったん根っこに戻って、(再び話し始めるときには)別の枝に出るという感じ」と説明された。
フミヒコさんと話をしながら、あらためて、発達障害がある人の意思や心情に触れることは、難しいと思った。フミヒコさんの言わんとしていることを、ちゃんと酌み取れているだろうか――。そんなストレスを感じながらも、わかったことがひとつある。それは、話を途中で遮られ、何度も同じ問いかけをされるフミヒコさんもまた、私と同じようにストレスを感じているのだろう、ということだった。
自閉症、発達障害の傾向はグラディエーションになっており、誰でもあるといわれています。
その度合が強いと、人の会話を奪ったり、身勝手な話し方に映ることも自然と増えるでしょう。
昔から誰と話していても、母親が会話泥棒化してしまっていたのなら、発達障害の疑いがあります。
【参考記事|一方的に話す人は発達障害かも?▼】

会話泥棒化した母親の直し方4つ
あなたのお母さんがいつまで経っても、会話泥棒だったらつらいですよね?
どのようにすれば直せるのかを解説します。
【参考記事|雨上がり宮迫の実例から分析する自慢型会話泥棒のトーク術▼】

会話泥棒化した母親の直し方①「その都度、注意」
まだ軽度の会話泥棒であったり、人の注意に耳を傾ける余裕のあるお母さんにおすすめのやり方です。
会話泥棒をしていていも、本人にほとんど自覚がありません。
本人が改善を望むのなら、会話の主導権を盗んだ瞬間に

お母さん、今、私の会話盗んだよ
と指摘しましょう。
関係性が良好で、信頼関係が築けている母子にやってほしい方法です。
会話泥棒化した母親の直し方②「そっけない対応をする」
お母さんによっては、面と向かって指摘すると怒り出したり、むくれることもあるでしょう。
そういった母親をお持ちの人は、会話泥棒に遭遇した瞬間に、あえてトーンを落としてください。
決して楽しそうに話さずに、目線を合わすのをやめましょう。
スマホを取り出して操作するのもアリ。
ここまでやられると

何か、むっとさせちゃったかな…?
と母親も考えるはず。
実の親にこういった行動をとるのは抵抗があるかもしれません。
しかしここは心を鬼にしましょう。
母側から「気分を悪くさせるようなことした…?」と尋ねられたら、会話泥棒されて気分を害したと伝えるのです。
相手からのパスがくるまで、答えは言わず我慢するのがポイント。
会話泥棒は、本人が自身へベクトルを向けた瞬間が、最も直りやすいのです。
【参考記事|尋常じゃない怒り方→それ「自己愛憤怒」ですよ▼】

会話泥棒化した母親の直し方③「帰宅してから伝える」
会話泥棒中というのは、興奮状態であることが多いもの。
現行犯逮捕ならぬ現行犯注意したいものですが、正攻法では改善が見込めないケースもあります。
実家から帰り、お母さんが冷静になったときに伝えましょう。
改めて指摘されると、人間は案外、話に耳を傾けます。
そういった行動をこれまでとってこなかった、そんなあなたがやるからこそ、大きな効果が期待できるのです。
会話泥棒化した母親の直し方④「直筆の手紙を送る」
これも現場ではなく、違う場所からのアプローチ。
「LINEやメールが全盛の時代に手紙っスか…!?」と思われた方もいるでしょう。
パソコンでタイピングしてプリントアウトした手紙ではなく、あなた直筆の手紙は気持ちを伝えるのに最適。
字が下手とか関係ありません。
目的は母親に会話泥棒を直してもらうこと。
いきなり娘や息子から手紙が送られてきたのなら、お母さんも身構えるはず。
読み終えてから

そこまで困らせていたんだ、私…
と欠点を自覚して、今後は会話泥棒を直すよう意識して話すようになります。
筆で書くのも、ひとつのアイデアです(笑)。
会話泥棒化した母親がどうしても直らない場合の対処法4つ
世の中、聞き分けのいい母親ばかりではありません!
上記の方法で直らなかった際の対処法を記します。
会話泥棒化した母親が直らない場合の対処法①「距離を置く」
実家暮らしの人は自立。すでに自立している人は、会話の機会を減らしましょう。
距離が近いと依存的な関係になったり、お互いの短所が目につくなどマイナス面が多いです。
親子であっても、付かず離れずが大切。
不即不離を意識することで、母親に会話泥棒されたとしても、それほど立腹しなくなるでしょう。
会話泥棒化した母親が直らない場合の対処法②「聞いている振りをする」
会話泥棒されたとしても、真面目な人ほど「真剣に聞かなければ!」と思いがち。
この考えは、あなたに負担を強います。
聞いている振りで結構です。
聞き手も消耗しませんし、お母さんはたっぷり話せてすっきり。
丸く収まる可能性は十分あるでしょう。
会話泥棒化した母親が直らない場合の対処法③「残された時間を考える」
もしあなたのお母さんがすでにお年寄りならば、あと40年も50年も一緒にいられるわけではありません。
残された時間を想像することで

「こうして会話泥棒されるのも、悪くないな」
と前向きに捉えられるかも…?
会話泥棒化しているということは、それだけまだエネルギーがあること。
「母親が元気でいてくれるだけで嬉しい!」と考えましょう。
会話泥棒化した母親が直らない場合の対処法④「盗まれた数をカウント」
頻繁に会話泥棒するお母さんとしゃべる際は、「何回、会話泥棒をされたのか?」をカウント。
ゲームのように楽しめるようになったら、認識も変化するにちがいありません。
実家へ帰る前に「今日は、何回ほど盗まれるかな?」と、思うだけでイライラが減り、ゆとりが生まれるでしょう。
【参考記事|話を聞かない会話泥棒の彼氏の心理&対処法▼】

どうしても会話泥棒が直らないときは、「そういうもんだ!」と受け入れるのも大事!
最も人間関係がこじれやすいこと。
それは相手を無理やり変えようとする行為です。
お母さんにはお母さんのライフスタイルがあり、生き方があります。
もちろん会話泥棒をするよりも、平等で楽しいラリーができるに越したことはありません。
どんなにあなたが頑張っても、母親の会話泥棒が直らない場合は「そういうもんだ!」と受け入れることも重要。
今まで育ててくれた感謝があれば、

会話泥棒されても耐えられる
という人もいるでしょう。
おおらかな気持ちでお母さんと接することができない方は、負けずに会話泥棒泥棒として迎え撃つのがいいかも?
しかし母親が、会話泥棒泥棒泥棒として応戦してくる可能性も否定できません(笑)。
会話は対立でなく、お互いが楽しむのが理想。
あなたの表情や返答によって、会話泥棒化していたお母さんに何らかの変化が生まれることだって十分ありえますよ。
全ての問題が解決するのを望まずに、何か少しでも良くなったことがあれば、まずはそれを喜ぶところからスタート。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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