自己愛の強い人、自己愛性パーソナリティー障害、自己愛性人格障害は、周囲の人を頻繁に病ませ苦しめます。
自己愛性パーソナリティ障害なんて世の中にゴロゴロいるから… RT
— よしひこ (@YSHK1185) April 11, 2019
今、自己愛と関わって悩んでいる人は、決して少なくないでしょう。
・気弱な人
・善良な人 ・優しい人 ・共感能力が高い人 ・罪悪感を抱きやすい人 ・自罰、自責の傾向が強い人 |
これらの特徴に該当する人は、自己愛のターゲットになりやすいです。
もうすぐアラフォーの筆者が、これまでに接した自己愛7人衆の特徴を紹介!
一口に自己愛といっても、多種多様。
彼ら彼女らの特徴と、どういう経過をたどりどんな末路を辿ったかを記します。
強烈な自己愛人に振り回されている人は、まず彼らのデータを頭に叩き込んでください!
傾向と対策が見えてくるはず。
自己愛は他罰傾向が強いので、巧みにあなたへ罪の意識を植えつけようとします。
しかしほとんど場合、悪いのは自己愛の方。
ターゲットにされた人が、自罰で病んでほしくないのが本音です。
今、自己愛との積極でお悩み中のあなた。
自己愛を徹底的に研究し、彼らと心理的に距離をとれるようになってください。
僕がこの記事を書けているのは、自己愛との精神的な決別ができたからです。
【関連記事|HSPとadhd&発達障害の相性が、すこぶる悪い理由▼】

自己愛性パーソナリティー障害の特徴は?
自己愛性パーソナリティー障害は、下記の項目で多く該当する人を指します。
診断基準:DSM-5
①誇大性(空想または行動における)、賛美されたい欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。
②自分が重要であるという誇大な感覚(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)。
③限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
④自分が“特別”であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達(または団体)だけが理解しうる、または関係すべきだ、と信じている。
⑤過剰な賛美を求める。
⑥特権階級(つまり、特別有利な取り計らい、または自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する)。
対人関係で相手を不当に利用する(すなわち、自分自身の目的を達成するために他人を利用する)。⑦共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
⑧しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
⑨尊大で傲慢な行動、または態度。
5つ以上当てはまる人は、自己愛性パーソナリティー障害の可能性が高いです。
ちなみにDSM-5とは「精神疾患の診断・統計マニュアル」で、アメリカの精神医学界が作成する心の病気に関連した判断基準。
数年ごとに更新されます。
2014年5月にDSM-5が発表されました。
下記の動画は、自己愛性パーソナリティ障害にかつて罹患していた当事者が語る貴重な動画です。
【参考記事▼】

強い自己愛を持つ人間特有の自己愛憤怒
自己愛が極度に強い人や、自己愛パーソナリティー障害の傾向がある人間は、異常な怒りを見せることがあります。
喜怒哀楽という言葉があるほど、怒りの感情を持つのは当たり前。
しかし人を精神的に追い詰めたり、尋常ならざる怒りを見せるのが自己愛人間なのです。
自己愛について研究されている、松並知子さんの論文から引用します。
Kohutは、自己愛人格障害の特徴の1つとして、「自己愛憤怒」を挙げた。これは、自分が期待したように相手が自分を賞賛してくれない、愛してくれないと、激しい怒りの感情や攻撃性を持つことを指すが、Kohutは、攻撃性は生得的なものではなく、自己対象から共感的な対応が得られなかったなど、発達早期の心理的外傷として二次的なものであると見ていた。
ハインツ・コフート(Heinz Kohut)とは、自己愛について研究したオーストリアの精神科医、精神分析学者。
精神医学界で自己愛性パーソナリティ障害の体系的研究に、逸早く取り組みました。
コフートが触れたように、自己愛の人達は相手へ勝手に期待して、それがかなわないと激怒します。
ものすごく自己中心的で支配的。
周囲から人が離れやすいのも納得ですね。
【自己愛憤怒について詳しく知りたい人は▼】

ターゲット目線!僕を攻撃した自己愛7人衆の特徴
お待たせしました!
ここからは僕の体験談。
ターゲットにされかけた経験を元に、自己愛七人衆について解説していきます。
自分本位すぎる人間がどういった特徴を持つのかや、どのような末路をたどるのかご確認ください。
【参考記事|自己愛他罰者から的にされやすい自罰者向けの記事▼】

自己愛ファイルその1:25歳男性・ミュージシャン志望A君
まず最初に紹介するのは、当時25歳だった男性。A君は僕より5歳年下でした。
ミュージシャン志望だったこともあり、自己愛がとても強い性格の持ち主。
口が上手く自身を大きく見せる演出術に長けていました。
バンドを組んでおりA君がボーカル。ベースを務めていたのは彼の同級生。
ベースの彼は、とても気が優しく人柄も抜群!
彼のバンドのライブを何度か見に行くうちに、僕はベースの男の子と仲良くなりました。
すると自己愛A君が猛烈に嫉妬!
ある日の夜中、A君は長文のメールを送りつけてきました。
思い出すのも嫌ですが…
「あのときのあなたの発言に激しく傷ついた」とか「あなたが友達を連れてこないから、俺のバンドは人気が出ない」など、あらゆることを僕のせいに。

これはちゃんと言わないとな…
と思って、一度膝を突き合わせ話をすることに。
僕はそのとき大きな勘違いをしていました。
彼は人に強い改善要求をするタイプ。だからこちらも改善要求してもOKだろうと…。
・やめてほしいこと
・彼が直した方がいい性格
について、冷静に指摘しました。
たちまち大激怒!!
そうです!
自己愛憤怒のお出まし!!
あまりの罵詈雑言に絶句……。
それ以来、僕は彼からのメールや連絡に返信することをやめて、きっちり距離をとりました。
A君からは、ただならぬ依存心と支配欲を感じました。
自己愛長文メール男性A君の末路
彼は「東京で一旗上げる」と、地方を出ました。
直接、関わっていないので詳細は不明。
しかし僕とベースの彼とは今でもLINEをする仲です。
ベースの男の子が語るには、バンドメンバーが、めまぐるしく入れ替わっているのだとか(ベースの彼だけ残っています)。
暴君のようなA君に誰もついていかないのは当たり前ですね。
尾崎豊やガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のアクセル・ローズなどはBPDやNPD傾向が強いとされています。ミュージシャンは、自己愛系がとても多い世界(特にボーカル、ギターパート)。
自己愛が強くないと、芸能界を志さないのは確かでしょう。
さてA君。肝心の音楽の腕はイマイチでした。
それを他者から指摘されると、口をひんまげ「俺の音楽の良さって、バカにはわからないんだよ!」とまた自己愛憤怒状態に突入。

何がしたいの…?
というのが僕の本音。
とにかく他罰、他責、外罰傾向が強かったです。
自己愛ファイルその2:35歳漫画家志望の男性Bさん
僕が34歳のときに出会ったので、Bさんはひとつ上でした。
口癖は

俺、天才だから
です。
地道に漫画の投稿をされていたようでしたが、結果が出ない日々。
一度Bさんの漫画を読ませてもらう機会があったのですが、とにかく難解!!
ジャンプ黄金世代の僕は、わかりやすいエンタメが大好き。
ついでにいえば映画は『ダイ・ハード』や『バック・トゥー・ザ・フューチャー』が大好き(笑)
正直、返答に困りました。
Bさんは

凡人に俺の芸術的な作品がわかるわけない…
と思っていたようです。
本人に伝えませんでしたが、芸術的で難しい作品を描くことで、ジャッジされることから逃げていたように見えました。
漫画の持ち込みに何度かチャレンジ。編集者からは「よくわからないので、次はエンタメ作品を描いてきて」とか「うちのカラーとは合わない」といった対応が。
やはり

凡人に俺の芸術的な作品がわかるわけない…
と繰り返し思うだけでした。
【口癖に秘められた深層心理についての記事は▼】

漫画家志望Bさんの末路
Bさんは、そろそろ四十路に突入したはず。
ほとんど交流がなくなったものの、ときどき一方的な連絡がきます。
ごくたまに電話をとると、そのほとんどが愚痴。
実家暮らしでバイトを転々と続けているBさんは、親との関係がよくありません。
両親から就職をすすめられ、その度にケンカしているのだとか。
バイトも行く先々で揉めています。
覚えるのと態度が悪いBさんは、バイト先で当然浮いてしまいがち。
注意されると逆ギレしてしまう癖もあるので、くびになることもしょっちゅう。
昔は自信満々だったBさんも、年齢のせいか最近は元気がありません。
自己愛ファイルその3:45歳女性・司会業のCさん
イベントの司会で生計を立てていたCさん。
美魔女っぽい見た目で、美人と形容される外見です。
Cさんの印象は、かんしゃく持ち。
この人も自己愛憤怒が非常に多い方でした。
司会の腕前は中々なのですが、関わる人とすぐ揉めるトラブルメーカー。
自己愛は総じて他罰傾向が強め。彼女も例外ではありません。
持ち前の美貌から、寄ってくる男が一定数います。
彼女は彼らにずっと愚痴を聞いてもらい、ストレスを発散していました。常にフラストレーションを解消しないと、心が持たなかったのでしょう。
Cさんの取り巻きは、頻繁に変化。
最初は

Cさんがかわいそうだから
と傾聴スタイルをとっていた男性陣。しかし彼らが長続きすることはありませんでした。
きっと彼らが途中で「はけ口として利用されている」という事実に気づいたからでしょう。
僕も一度、Cさんからはけ口認定をされかけたのでわかります。
人の話を一切聞かず、ひたすら「私は悪くないの」といった論調でネガティブ名詞を重ねる女性でした。
【縁を切るべき人の特徴に関する記事はこちら▼】

【自分だけが一方的に話す人の記事はこちら▼】

45歳女性・司会業のCさんの末路
いくら美人だといっても、年齢には勝てません。
加齢の不安からか、「Cさんはかなりヒステリックになっていった」という噂を聞きます。
極度に高いプライドを持つCさんは、揉めた人(主にイベントスタッフ)から謝罪をされると、ものすごく喜ぶ人でした。
しかし頭を下げた人は、心から謝っていたのではなく、その場を収めるためにそうしただけ。
彼女からすると相手から謝罪に関連する言葉が出た時点で、「負けを認めさせて、正義の鉄槌を下した」という思いがあったのでしょう。
やがて数年が経ち、彼女と揉めたスタッフが出世。当然「Cだけは使うまい」と思っているため、彼女に仕事が回ってきません。
品川庄司の品川さんが、うぬぼれまくっていた頃、ADさんに散々横暴な振る舞いをしたそうです。ADさんが出世した現在、品川さんに仕事が回ってこなくなったのと、似ている現象ですね。
イベントの司会は、競合が多く狭い世界らしいので、悪評がたちまち広まりました。
その後、Cさんはどうなったか?
風の噂では仕事が激減し、今では生活保護を受けているのだとか。
傲慢すぎる性格が招いた末路といえるでしょう。
自己愛ファイルその4:28歳男性詩人のDくん
かなり前になりますが『詩のボクシング』というイベントが全国各地であり、僕は一度それに参加しました。
そこで知り合ったのがD君です。スラッと長身でイケメンで、どちらかというと陰のあるタイプ。冬場に出会ったのですが、黒のロングコートがよく似合っていました。
詩人で生活していくことは困難。唯一食べられてる詩人は、谷川俊太郎さんだけ。
D君の口癖は

俺は谷川俊太郎を超える!
でした。
目標を大きく掲げるのは、悪いことじゃありません。それがエネルギーになる人は、本田圭佑選手のようにビッグマウスをするべき。
D君は、詩の賞を一度受賞したことがあるので、優れた感性をしていたのだと思います。
しかし彼は、あまりにも感情の起伏が激しすぎました。
他人から少しでも注意を受けると、烈火の如く怒ります。
例え相手が年長者であっても、「お前呼ばわり」を辞さないD君。
僕も一度、怒らせてしまったことが。その際に「お前はわかってない!」といわれ、ひどい言葉を浴びせかけられました。
28歳男性・詩人のD君の末路
D君が傷害事件で捕まったという知らせを聞いたとき、僕は正直「ついにやったか…」と思いました。
いつか刑事事件を起こしかねないと、予想していたからです。
詩人仲間と居酒屋で飲んでいたD君は、相手の詩を猛烈に批判したといいます。
詩人はアーティスティックな人が多い世界。言われた方も黙ってはいません。
お互い作品の批評というよりも、人格否定の応酬になったのだとか。
D君は

お前はつまらない生き方をしてるから、つまらない詩しか作れないんだ!
と言い放ち、ビール瓶でもう一人の詩人を殴打。すぐさま店員さんが警察へ通報!
もうシャバに出てきていると思いますが、どうしているか一切知りません。
自己愛ファイルその5:33歳女性・飲食業のEさん
Eさんは僕と同い年。飲食業を営んでいました。
最初、知り合ったときはすごい明るい印象。人を惹きつける魅力を持つ人だと思いました。しかしあとで、気分の浮き沈みが激しい性格だということを知ることに…。
ツイッターをフォローしあっていたのですが、僕のつぶやきをストーカーのようにチェックしていた、とあとからわかりました。
深夜に電話してきて

あのツイートって私への嫌がらせだよね?
と尋ねることも、しょっちゅう。
そうです。彼女は被害妄想の塊でした。
僕をものすごく理想化して、Eさんのイメージと異なる言動があると

あの言動は絶対おかしい
!!
と否定。
そのあと、Eさんが気に入るようなツイート内容を僕が意図せずにつぶやくと、

あのつぶやき最高だった!すごい共感できた♪
とメールを送ってきます。
面倒になった僕は、ツイッターをやめてしまいました。
1.理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式
上記の引用を見る限り、Eさんは自己愛というより、BPD(境界例、境界性パーソナリティ障害)の色合いが強かったかもしれません。
33歳女性・飲食業のEさんの末路
飲食業はまだ続けているようですが、SNSを見る限り急に長期間、お店を休んだりと不安定。
Eさんは、気分障害のようにも映りました。
一度、Eさんが絶不調のとき、ふたりで話したのですが「実はこの世に生まれたことを後悔しながら生き続けている」とカミングアウト。
「両親にもっと愛されたかった。認めてほしかった…」と、涙ながらに語っていました。
「自己愛性パーソナリティ障害」の本質とは人格を褒められずに能力や血統などを褒められるといった、養育者から正常な愛が得られなかったために「不完全な自分が愛せない」障害なのである。
「不完全な自分が愛せない」=「他人の不完全さを赦せない」— チョコ玉 (@chocodama_) April 9, 2019
明るかった第一印象からは、想像ができませんでした。
僕のスタンスは「苦しさの中にも喜びを見出そう」というもの。
Eさんには申し訳ないのですが、彼女の気持ちに共感することはできなかったのです(もちろん、Eさんがとても苦しんでいる事実はわかりましたが)。
僕とEさん共通の友人、知人が数名いたのですが、今は誰もEさんと付き合っていません。
彼らとたまに会って話すのですが、全員、共通している経験がありました。
攻撃的になったEさんから、ひどい言葉を投げかけられたのです。
A君同様に、「あのときのあの発言を私は今でも根に持っている」とか「あの瞬間、ああいう表情をしたことが未だに許せない」などと突然切り出されたのだとか。
そんなコミュニケーションを続けるEさんの人間関係が長続きするはずありません。
彼女が辛い境遇で育ってきたのは理解できます。
しかしだからといって、周囲の人間を攻撃していいのでしょうか?
僕の答えは否です。
アドラー心理学をベースに考えるなら、課題の分離に該当します。
彼女の問題は彼女自身でどうにかするのが本筋でしょう。
お店に来るお客さんとは表面上なんとかやっているのかもしれませんが、Cさんはずっと孤独の中で生き続けている印象がありました。
自己愛ファイルその6:49歳男性・印刷会社管理職Fさん
僕がまだ二十代の頃、出版業界で少しだけ勤務していたころの上司がFさん。
その頃はまだクラッシャー上司という言葉がなかったものの、今考えると完全なクラッシャー上司です。
彼の部下の多くは病むか離職するかで、まさに死屍累々。
お酒が飲めたことで、仕事終わりによくFさんから誘われました。
「お前は俺の言うとおりだけしてればいい」
「俺は一流だ」
「一流の人間の睡眠時間は3時間」
「長く眠るやつほど、能力が低い」
「他の無能なやつの言うことは聞くな」
「俺が見放したやつは全員不幸になった」
「俺をコピーすれば成功者になれる」
などと、聞くに耐えないフレーズのオンパレード。
彼は仕事ができるため、一瞬憧れたこともありました。
しかし傲岸不遜すぎるやり方と、人の心の痛みがわからない性格に嫌気がさしていきました。
そういえばFさんの口から「ありがとう」という言葉が出たことは、一度たりとてなかったです。
典型的なモラハラ上司、パワハラ上司でした。
モラハラは感謝しない。
鬱になった夫はしないから、病院の先生に呼び出されて、何事にも感謝しなさいって言われたほど。
いい歳して、そんなことを言われるなんて恥ずかしかった。
でも、結局、心からの感謝はなかったよ。
自己愛性人格障害の特徴は協力と感謝はしない https://t.co/XPBmUwMlTo
— Catherine (@SinglelifeN) April 11, 2019
49歳男性・印刷会社管理職Fさんの末路…ではなく印象深い話
早々と会社を辞めた僕でしたが、今でも脳裏に焼きついているシーンがあります。
当然すぎる話ですが、Fさんは全く人望のない人でした。横柄すぎて、同僚にもまるで好かれていません。
唯一、言いなりになるのは部下だけ。
一度、数人の部下が集まりFさんの誕生祝いをあるお店ですることに。
Fさん直属の部下である女性もいました。そこに集まった人間は誰ひとりFさんの誕生日を祝いたいと思っていません。
僕はあるシーンを思い出しました。
ドラえもんの「ジャイアンリサイタル」(もしくは「ジャイアンシチュー」)。
のび太たちは、ジャイアンのひどい歌などまるで聞きたくありません。しかし断ると、ジャイアンの拳が襲いかかるため、いやいや馳せ参じます。
Fさんは暴力こそふるいませんが、自己愛的な振る舞いがかなり多く、敵視した人間に対しては容赦しない人(言葉の暴力は頻繁にありましたが)。
部下はいやいや、誕生会に参加していました。
あんな白けた雰囲気で祝われて、嬉しかったのか甚だ疑問です。
もうあの会社とは疎遠になったため、Fさんが何をしているのかは知りません。
しかし会社でも孤立していたFさんが、今後温かい人に囲まれて暮らせるとはとうてい思えません。
因果は巡るといいますが、いつか巨大なブーメランが戻ってきたときに、受け止められないはず。
それほどFさんは、人を傷つけ続けていました。
一瞬でペシャンコになることだって十分、ありえます。
【典型的なクラッシャー上司Fさんの詳細をもっと知りたい人は▼】

自己愛ファイルその7:34歳男性ライターG君
東京在住でライターとしてバリバリ働いていたG君は、僕よりもひとつ年下。当時は三十代半ば。
話術に秀でており、営業が上手く、次から次へと仕事をGET。
彼は「魅力ある男」と印象づける才覚を持っていました。
立場が上の人に取り入るのが上手く、後輩を手懐けるのにも長けています。
まだ全容が見えないので「おや?」と思われた方がいるかもしれません
G君が具体的に何をしたのかお伝えしましょう。
知り合いの彼女やパートナーを軒並み、口説いて肉体関係を持っていたのです。
しかも付き合っていた彼氏との関係を全て破綻させる残忍さ。
巧妙なのは、完全に女性を洗脳して彼氏を恨むように持っていった点。
彼はサイコパス(反社会性パーソナリティ障害)だったのです。
サイコパス型の自己愛ほど、恐ろしいものはありません。
僕はその頃、彼女がいませんでしたが、G君は僕の元カノと関係を持ったことが発覚。
それに気づいたときの薄気味悪さといったら、なかったです。
自分に関係する男性の恋人、元恋人を食らうというのが彼にとって快感だったようです。
最初からフランクに接してきて、「かわいげのある奴だな」と思いましたが、それも取り入るための作成だったのでしょう。
初対面から会話が弾み、魅力的に映るような人間は注意すべき。
サイコパスは、口達者で自己演出に長けているタイプが多いです。
とにかく心理操作が巧み。
北九州市の一家がマインドコントロールされて、崩壊させられた事件についての本を読んで驚きました。
あの犯人とF君の性質が酷似していたからです。
34歳男性ライターG君の末路
末路という表現は、ふさわしいのかどうかわかりません。
フェイスブック上だけでのつながりしか今はないのですが、たまに流れてくる写真をみると、爽やかな笑顔で多くの人と交流しているようです。
しかし水面下で彼がしかけていることを考えると、妙な胸騒ぎが…。
サイコパスは動き続ける限り、被害者がずっと出続けます。
現在、関わっている人が、彼の残忍さと心のなさに早く気づけることを願うばかりです。
自己愛のターゲットにされないためには?
自己愛のターゲット目線と書いていましたが、僕はそこまで甚大な被害を受けずに済みました。
繰り返しになりますが、自己愛人間からターゲットにされやすい人の特徴は
・善良
・優しいけど弱い ・温厚 ・断り下手 ・理由不明の罪悪感を抱えている・ ・自罰、自責の癖がある |
などです。
自己愛性人格障害(NPD)の人間の
他者への精神的虐待を知るのは、
社会を良くして
より良く生きるためにとても大切だ。被害者(ターゲットにされる人物)は
自己反省できてしまう人柄だから
ターゲットに選ばれてしまう。
被害者の方が『自分もNPDでは?』と
不安を抱くのは『あるある』だ。#NPD https://t.co/XptRuw9urc— Karen Wilson I’d love to see (@chimn_may) April 4, 2020
あとは「話を遮らずに最後まで聴ける人」というのも、ありそうですね。
これらは全て自己愛が持っていない特徴。
つまり凹凸が、ぴたりと噛み合うのです。
自己愛側はターゲットにできそうな人間を嗅ぎ分ける嗅覚を、先天的に持っています。
自己愛からターゲットにされかけていたり、すでにされている人は本当に大変だと思います。
彼らは人の恐怖心をあおって感情をゆさぶり、コントロールする術に長けています。
経験上思うことですが、自己愛に近づきすぎると高い確率で、心をやられます。病んでしまいそうになります。
なので、できるだけ距離をとりましょう。
上司が自己愛系の場合、問題解決は極めて困難。しかし心理的に距離をおいてください。
心の中でだけなら「人に優しくできない憐れな人」と同情するのもOK。
アドラー心理学について少し触れましたが、アドラーの提唱する『課題の分離』 はかなり有効です。
RT>家族を含め人間関係は、これが上手くできれば楽になるだろうなぁ…と本当に思う。課題の分離と距離の取り方。近しい人ほど難しさは比例するけど、出来るようになりたいな。同じエネルギーを使うなら、出来るだけ楽しく・幸せになるように使いたいものだ。このことに罪悪感は要らない。
— みなみ 海 (@cocoro_zasi) May 22, 2017
もしどうしても自己愛に巻き込まれてしまうという人は、もう逃げちゃいましょう!
僕はクラッシャー上司のFさんから逃げたのは、我ながら英断だったと感じています。
もしあのまま彼の部下をやり続けていたら、いずれ病んだに違いありません。
精神を病むより、新しい職場へ移る方が絶対おすすめ。
日本人は責任感があり忍耐力が強いので、自己愛から逃げ遅れて病むパターンもが非常に多い!!
うつになると、回復までに数年を費やすケースも。
あなたがあなたらしく生きるためには、自己愛との付き合い方を早めに決めなければなりません。
なぜなら自己愛はどこの世界にも一定数存在(恐ろしい話ですが)。
芸術関係、芸能関係は自己愛がおびただしいほど存在します。一般社会にも結構な数、生息すると考えておいた方が安全。

あれ…この人、明らかに自己愛系だ。やばい、やばい
と少しでも感じたら、近寄らないこと。
あちらは人を取り込む術を習得しています。
海千山千の自己愛に近寄らず、できるだけ離れて生きてください。
自己愛に対して我々ができることは限られています。
近づかないこと、逃げること。
上手に距離をとり放置しておくと、自滅していくケースもあるようです。
自分が今迄に出会ったNPD傾向の高い人達の大多数は10年以内には大きな失敗をしている。
悪事がバレて会社や友人、配偶者から見捨てられる。コミュニティ内の誰かと大喧嘩をして白い目で見られるなど。
しかしNPDは失敗をしても他責にするので反省しない。反省しないので何度でも同じ過ちを繰り返す。
— 自己愛性人格障害、モラハラ、サイコパス研究所 (@WgJLHAWg0amWpvK) August 3, 2020
ちなみに下記の動画では、自己中自己愛タイプをメンタリストのDaiGoさんがとてもわかりやすく解説。とても納得がいく内容です!
自己愛の危険性が少しでも伝われば嬉しいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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