メンタルを病みやすい人の特徴&原因はズバリこれ|IQ130台の天才が陥った罠

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メンタルを病む人は様々ですが、一定のパターンがあるように思います。

もうすぐアラフォーである筆者の僕は若いときから「いつかメンタルを病む日がくるかも…?」と思いながら、綱渡り状態で生きてきました。

十代、二十代の頃は数日間、布団から出られず人と会話しなかった期間も…。

周囲を観察し「こうなると精神のバランスを崩すのか?」と学習して、今はそれをフィードバックした生活を送っています。

おかげでメンタルの不調は年齢とともに軽減できています。

今回はこのスタンスになるとメンタルがやられがちなパターンを紹介。

IQ130台後半という高い知能を持つ、小学校からの同級生を例に挙げて語ります。

「自分は心を病みやすい」と自覚しているあなたにとって、こちらの記事が病まないためのヒントになると幸いです

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IQ130を超える高知能の友達R君

 

僕にはR君という幼馴染がいます。

彼のIQは130台の後半で、全人口の上位5%以内といわれる高知能の持ち主でした。

小学校時代の彼は、まさに人気者。

文武両道でリーダータイプ。

R君の周辺には、いつも多くのクラスメートが自然に集まっていました。

しかしそんなR君がここ数年、ずっとおかしいのです。

元から極端な性格でしたが、いよいよヤバい状態に突入したと感じています。

三十路を超えた頃からSNS上で病みツイートを連発するR君

僕とR君は頻繁に会うような間柄ではありません。

年に数回、直接話す機会があるくらい。それ以外のときは、お互いの動向をSNSでチェック。

R君のツイッターを確認すると、いつからか生きることに希望を見いだせていないネガティブ投稿ばかりに

生活していれば行き詰まって、ついSNSをガス抜きに使うこともあるでしょう。

しかし、あまりにその手の投稿が続くと心配です。

僕は数年前、R君と会って話すことになりました。

久々に会ったR君は、社会から完全に浮いていた

R君とは一年近く会っていませんでした。

久々に僕の眼前へ現れたR君の目はうつろ、髪の毛もヒゲの伸び放題。肩にはたくさんのフケが。

群衆の中から歩いてきたR君の周辺には、空間ができています。

異質なオーラを醸す彼に、街行く人達はえもいわれぬ不気味さを感じたのかもしれません。

近づいてきたR君に「久しぶり」と声をかけましたが無反応。

彼からはものすごい苛立ちが伝わってきました。

僕たち二人は、近くの喫茶店で話すことに。

R君と両親の関係

R君の口から出る言葉は、ネガティブなものばかり。

彼はずっと実家暮らしで、ニート状態

お父さんが

就職が難しいならバイトでもしなさい

と言ってくるのが、耐え難いとR君はいいます。

三十路を超えた彼を養い続ける父と母。

R君は父と母から、「労働しなさい!」と言われ続けることに、許しがたい怒りを覚えていました。

最初は聞き役に徹していた僕ですが、思ったことを伝えることにしました。

R君が喫茶店で大爆発!これが自己愛憤怒…!?

他罰的になっているR君に僕は

ご両親が気に入らないなら、お金を溜めて家を出たら?

と思い切って告げました。

「実家への依存心があるから、不満しか出ない」と思ったのです。

親への感謝が生まれるのは、己が自立できてから。

彼が人間として成長すれば、ストレスだって軽減できるはず。

R君が僕の言葉に対して

「ふざけるな!!」と叫びました。

店内に響き渡る声で、R君は僕を罵倒。

今考えるとあれは僕というよりも、対世間、対社会に対する罵詈雑言でした。

「自分はこれだけ頑張っているのに評価されない」「社会のシステムや仕組みが悪いから俺はこんなに苦しい」「お前は何もわかっていないのに、俺へ意見するとは何事だ!」などと、まくしたてられました。

大声に委縮しながらも「これが自己愛憤怒というやつか…」と僕は感じていました。

自己中心的な人間は、自分の利益や快楽を優先するので、その過程で他者を傷つける可能性が高い」[3]。自己中心的な人間には、他者を気にし過ぎるあまり攻撃的になる自己愛者と、他者の評価が本当にまったく気にならないので自分の欲望を他人に押し付けることが出来るサイコパスの2つのタイプがある。自己愛憤怒は、前者が持つ怒り[3]。自己愛者は、主観的評価よりも少しでも低い評価や冷遇を他者から受けた途端に怒りを爆発させ、攻撃行動へ結びつく[4]

出典:自己愛憤怒 Wikipedia

R君は昔からかなりのナルシスト。

自己愛があること自体、本来は喜ばしいこと。

しかし歪んだ自己愛は、ねじれを起こし厄介なナルシシズムに変化します。

何もかもを許せなくなったR君の瞳は、かなりの年月をかけて、彼がもう戻れないところまできていることを物語っていました。

「もう言葉を交わせそうにない…」そう思った僕は、伝票を持ち席を立ったのです。

R君は僕の背中へ、まだ罵声を浴びせ続けました。

【参考記事|自己愛の傷つき、自己愛憤怒、病的にキレる人については▼】

あおり運転者(石橋、宮崎)の心理と自己愛憤怒|殴打、暴言、ブチ切れ
あなたの周囲にもいる病的に激怒する人、キレる人について解説。あおり運転、石橋和歩被告の実例を挙げながら、自己愛の傷つき、自己愛憤怒との関係も説明。キレやすい人にはどう接したらいいかも記載しています。

R君がメンタルを病んだ原因は「行動しない他罰的ナルシスト」だったから

上記の項目で、R君はその昔、快活な少年で人気者だったと記しました。

彼の承認欲求やナルシシズムは、他者の称賛によって満たされていたと考えられます。

好循環を起こせていたのです。

メンタリストのDaiGoさんのブログから引用します。

たくさんの人に人気のあった生徒や他人から好かれやすい生徒のその後も調べています。意外なことに、このような人たちは10年経って親友がいる人たちのようなメンタルの状態が良くなるということが確認されませんでした。
みんなに好かれている人気者よりも長く続く親友がいる人の方がメンタルの状態が良くなっていたということです。

出典:「メンタル病みやすい人の子供時代の特徴がこちら」心理分析してみた!Mentalist DaiGo Official Blog 

一時的に人気があってちやほやされる人よりも、自分のことを知ってくれてずっと付き合い続けられる人間の存在が大切だということ。

10年来の親友がいる人ほど25歳の時点でのうつとか不安の傾向が明らかに低くて自尊心のレベルも高かったということです。しかも、この10年来の親友がいる人は15歳の時点よりも25歳の時点のメンタルヘルスが良くなっていました。 親友との関係が長くなればなるほどメンタルの状態が良くなるということです。つまり、長く続いている友達は自分のメンタルのためにもとても重要だと言えます。

出典:「メンタル病みやすい人の子供時代の特徴がこちら」心理分析してみた!Mentalist DaiGo Official Blog 

R君は確かに小学生時代人気者でした。

しかし中学以降にスクールカーストが様変わり。

足が速い方だったR君よりも、さらに俊足な人間が出現。

勉強は相変わらずかなりできる彼でしたが、近眼になりメガネをかけたことから、少しオタクっぽい風貌となりました。

女子からの人気も、小学校のときほどではありません。

今、振り返るとここがR君の分岐点だったのかも…?

負けず嫌いのR君は、ずっと一番でいなければ気が済まないタイプ。一番病といわれるやつ。この性格は一流のアスリートや成功者に多いもの。一番になりたい気持ちはは、向上心につながります。

しかしR君は、悔しさエネルギーを自身の成長ではなく、他者への攻撃に使ってしまったのです。

自分よりも人気が出たクラスメートに突っかかったり、陰口を言ったりと後ろ向きな行動を取り続けました。

あれほど堂々としていたR君が、年齢を重ねるとともに、どんどん卑屈な人になっていったのです。

自分本位なナルシストは必ず孤立

R君は労働に時間を費やすことなく、ずっと実家に引きこもっていました。

たまにアルバイトにチャレンジするものの、ことごとくケンカ分かれ。

物事が上手くいかないときに、自分ではなく他者へ矛先を向ける性質はずっと変わりませんでした。

自己愛がこじれた他罰人間は、もれなく孤立。

自分中心でないと、すぐにむくれます。自分本位すぎる人間と一緒にいたがる人なんていません。

負のスパイラルが完成。

いつからかR君の口癖は「世間のやつらは、バカばかり」なりました。

【参考記事|口にするだけで運気が下がるヤバい口癖は▼】

言うのを避けたい本当にヤバい口癖25個と深層心理&性格|マインド改善で運気UP
この口癖が身についていると、嫌がられたり避けられるなどして、人生に悪影響があるというものを18個紹介。どうすれば、悪くてヤバい口癖を改善できるのか具体案も記しています。ヤバい口癖が出る深層心理は?

病みやすい人が持つ大きな特徴「時間がありすぎる」

仕事に追われ充実しているときに、人は心を病んだりしません。

キャパシティを超えるような状態で、フル稼働を求められたり、眠る時間を確保できないと病みやすくなります。

反対に莫大な時間があって、考えごとばかりしている人もまた病みやすいでしょう。

考えるけど行動しない人間の人生が劇的に変わることは絶対にないのだから。

頭の良い人ほど、考えすぎて動けなくなることがあります。

R君のツイートを見ていると、どんどん言葉が難解になっていき、凡人の僕にはよく理解できなくなりました。

会話していても同じ。

彼の言葉が口語というより、哲学者のような難解なものになっていきました。

同じ日本語なのにコミュニケーションがとれないのです。

そんなことをしていると、より孤立感が高まるばかり。

誰かをバカにし続けることでしか、己を保てなくなります。

時間があるから考えすぎて病む人と、病んで時間ができ考えて、そのスパイラルから抜け出られない人の2つのパターンがあります。

いずれにせよ、時間とどう付き合うか、人にどう向き合うかは、メンタルを保つ上で大切な要素。

思えば、このブログを始めたのも「とりあえず行動してみよう!」と決意したから。

まとめになりますが、精神状態を良好に保つためには、

①思い上がらない(成り立っていない段階で、成り立っていると勘違いしない。「常に何か足りていないからこそ、足りないものを吸収しよう」と考える)

②他者の意見の良し悪しに関わらず一旦、耳は傾ける(そのあと判断する)

③行動したあとは、必ず振り返り修正する(PDCAを回す)

④アウトプットに無関係な思考のみの時間をカット(「考えるだけの人」にならない)

となります。

僕は上記の4つを意識することで、心のバランスを保ちながら生きられるようになりました。

月並みな例えで恐縮ですが、『ウサギとカメ』なら、僕はカメでありたいと思います。

コツコツ積み上げて、成長できる人生の方が僕には面白いし充実感を覚えます。

振り返った際に

おっ、前よりも成長できてるぞ!

と実感できれば、自己肯定感が高まるのも確か。

凡人でも平凡でも、成長し続ければ生きていて楽しいですよ。

他罰・他責よりも、自分が成長するための振り返りと修正が大切です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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