これまでHSPに関する記事をたくさん書いてきた。何を持ってHSPとするかは難しい。
しっかりとした定義があるわけではないが、その傾向が強い人はHSPとされる。
僕はHSPの傾向が、どちらかといえば強い方だと思う。
チェックシートでチェックしてみても、多くの項目に該当する。
『#HSP診断テスト – 選ぶだけの簡単セルフチェック』 https://t.co/UhJjRBYmrb #HSP
うんうん、このくらいだなって感じ
人が好きだから穏やかな人や気が合う人と一緒にいる時間はすごく好き
うるさい人がいる場所は苦手、人混みは大丈夫
他人の気持ちを考えられない人がとても苦手🤔— なぎ@事故に気をつけよう月間 (@nagi730410428) December 12, 2020
HSPには絶対合わない苦手なタイプが存在する。
僕が苦手なのは「自己中すぎる人」「俺(私)が作った独自のマイルールに合わせろ」というスタンスの人だ。
HSPは怒りを抑圧しやすい。そしてそれがストレスにつながりやすい。
「長年、自分が何に対して怒っていたのだろうか?」「何に不愉快な気持ちを抱いていたのだろうか?」と突き詰めてみたことがあった。
僕は目の前にいる相手が、今どんな気持ちなのかとても気になる性質だ。
「全員、自分と同じように相手の気持ちを察する姿勢を持っているのではないか?」と無意識にどこか期待していた節がある。
その見込みが外れると内心、落胆し怒りを覚えることも少なくなかった。
しかし哲学者のような友人と接して考えが変わった。資本主義経済とまるで無縁な彼は、世間的に見ると明らかな変人だ。
何があろうと自分の気持ちや感じ方だけを大切にしている。
洗脳されたくないからと言う理由でテレビを一切見ない。伸ばしっぱなしの髪を5年以上切らず、ヒッピーのような風貌で生活している。
家族はおらずハムスターとの2人暮らし。
街行く人は彼が近づくと露骨に嫌な顔をする。しかし避けられても彼はまるで動じる事はないし気にしたそぶりを一切見せない。
彼とLINEのやりとりをしていると、質問の仕方まで指定する指定してくることが多い。
「もし俺にLINEをしたいのならこういう文章の書き方をしてくれ。それ以外は全部受け付けない」と強いこだわりを隠さない。
はっきり言うと、彼は僕にとってかなり苦手なタイプだ。
しかし彼のように「他者の気持ちなんてどうでもいいし、そもそも興味がない。俺はひとりで生きて一人で消えゆくのみ」という、極端に潔い人とのコミュニケーションをする機会はほとんどない。
周囲に思いやりあふれる過ごしやすい仲間が増えてくるにつれて、彼のように強烈な違和感を覚える相手が姿を消し始める。
正直、彼のようには決してなりたくはないけれど、たまに会って自分との違いを確認し確認したくなる貴重な存在だ。
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