逮捕されたワタナベマホト氏の本名が、渡辺摩萌峡であることが判明し、改めてキラキラネームに対して注目が集まっているようだ。
以前より、キラキラネームをつける親のヤバさを指摘していた、ひろゆき氏もかなり腑に落ちている様子。
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この写真ヒロユキちゃうの?— やおー (@moakky08) March 18, 2021
僕の小学校時代、まだまだキラキラネームという言葉が普及していない時代、読み方がわからないような名前の同級生がいた。
彼の父親は反社的な仕事をしており、母はブランド好きの派手な美人。お母さんというよりお姉さんといった感じで、典型的なトロフィーワイフという印象を受けた。
小学生だった僕からも、他者からどうのように承認され称賛されるかに意識がいっている女性のように映った。
僕の小学校は、いわよる平均的な日本人が通う庶民的な感じだったで、キラキラネーム同級生のお母さんは、保護者の中で浮いていた。
2017年9月24日林先生が驚く初耳学が放送された。その中でキラキラネームをつけられた子供とその成績に関する言及があった。
林先生によると東大合格者にはキラキラネームがほぼいない。一読してすぐに読み方がわかるそんな名前ばかりだったという。
#初耳学
ある程度学力とキラキラネームと相関してるとは…🤔🤔子供は一切悪くないもんな〜〜
確かに医療現場で混乱招く可能性は十分にあるし読みにくい名前は今の所利点なんやろ?覚えてもらいやすいくらいかな— Yu○○○ (@hydkyan) January 21, 2018
もちろん名前には流行り廃りがある。キラキラネームと思われていた名前が、やがて定着して非キラキラネームになることも今後考えられるだろう。
「キラキラネーム=やばい名前」というのはあまりに短絡的である
しかしキラキラネームをつける親には、ある一定の傾向と性質が現れていると思う。
キラキラネームをその親たちがナルシストの傾向が強い。強い自己愛を持つ者は他者がどうということではなく、徹頭徹尾して自分の感情や自分の視点を大切にする。常にフォーカスが自分のみなのだ。
ちなみに加藤諦三氏のナルシストの定義は以下の通り。
1.人からどう見られているか、人にどんな印象を与えるかいつも考えている
2.人から冷笑されたり、軽く批判されたりしても簡単に傷つく
3.自分のことばかり話す
4.注目の的になることがとても好きだ
5.自分は特別だと思っている
6.他人がいろいろなことをしてくれることを期待する
7.他人の幸福をうらやむ
8.自分が値すると思っているものを得るまでは納得しない
子供がこんな名前を付けられたらどうしようという視点は皆無で、自分がこの名前を付けたいからつけるというのがキラキラネームをつける動機になっているのだろう。
✕「キラキラネームは学力が低い」
○「キラキラネームを付ける親の学力が低い」だからキラキラネームは止めようと仰りたいのでしょうが、既にキラキラネームとして生活している子供が学校等で「お前はキラキラネームだから馬鹿だ!」と詰られる可能性は考慮されましたか?#初耳学
— おきぬ@ドリフェス!は勝ちです! (@okinu4869) January 21, 2018
ナルシストが優先するのは自分の快楽のみである。
ナルシストは自分の子供を己の延長線上にいる存在とみなす。
毒親の多くは劣等感の強いナルシストだが、彼ら彼女らは子供達を自分の一部だと思い込んでいる。
アーティストは、究極のナルシストといってもいい存在で、強烈な自己愛がなければ世に出られないだろう。こういった職種にとって、自己愛は必要不可欠である。
厄介なのが、芸術や創作活動と無関係の未成熟な自己愛だ。
乱暴な例えだが、キラキラネームを好む親たちをアーティストだとした場合、子供は独立した存在ではなく自分の作品という認識になるのだ。
自己表現を自分自身の子供の名前を使い行っている。すなわち最初から、自立する存在として育つ想定をしておらず、どこまでいっても己の一部という捉え方をしている。
生まれたての子供は、脆弱で支配可能な存在。そのため好き勝手して良いと毒親たちは平気で考えているのかもしれない。
親が子供に贈る最初のプレゼントといわれ、アイデンティティに深く関与する名前に、もし親の支配欲が詰まっているとしたら、こんな悲劇的な人生のスタートはない。
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