コラム|マウンティングシニア、シルバーモンスターは寂しさが原因

コラム
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数年前からだろうか?

ある年代以上の男性に問題行動がとても多いことに気づいた。

どんな状況であっても彼らは「中心は常に俺。お前らは俺を引き立てる脇役だ」と、いう振る舞いを続けている。

下の世代に対してとにかく高圧的なのだ。次世代の人材を育てようという余裕が皆無で、僕はものすごい未成熟な人間に映った。

例えるならば、もう現役で通用しなくなったスポーツ選手が、いまだ強引に主役として振る舞おうとし周囲は内心「もう引退しなよ」「みっともない」「晩節を汚してる自覚がないのか」と感じているような構図。

とにかくどこまでいっても、何歳になってもどのようなシチュエーションでも、自分が主役でなければ絶対に満足しないのだ。

とはいえ、主役を任せたとしても、その役を全うできる力や人間性がないから困りもの。

会話泥棒など日常茶飯事、自慢話の内容に終始することがあまりに多い。

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色々調べていて、こういった人達に巻き込まれて、手を焼き、非常に困っている人間がたくさん存在すると判明。彼らは、ひそかにマウンティングシニアと称されているのも理解した。

もやもやした状態を「これのことでしょ?」と、他者に言語化してもらうだけで、かなりストレスが軽減するもの。

マウンティングシニアという名称を耳にしたとき、「そう、まさにそれ!」と膝を打ちつつ、その本質をついたネーミングに感心した。

ちなみにモンスター化したシニアに対する呼称として、シルバーモンスターというのがあるらしい。

僕はなぜ彼らマウンティングシニアが、嫌われ行動を続けるのかとても不思議だった。

身近にいた、あるマウンティングシニアを生育歴から分析してみることにした。昔から人の話が聞けなかった彼。

しかし人としての可愛げはしっかりと持っており、モーレツ社員として頑張ったこともあって社会的にはかなり高い評価を受けることに成功した。

昭和、平成、令和と時代はどんどん流れていき彼は仕事をリタイヤした。仕事をリタイヤした彼は社会的にも承認される機会が激減した。

かつては自分を慕ってくれた部下も、もういない。彼は元から極度の寂しがり屋だったのだ。と同時にプライドが高く自己開示が苦手だった。

昭和の男は弱みを見せてはいけないと言う教育のもとで育ったことも関係しているだろう。

寂しさが要因となり彼の暴走が始まった。とにかく威張る人、他者を尊重しない、などわかりやすい疎まれ行動が続いた。

こうなると完全に悪循環。下の世代からは、横柄、自己中、空気が読めない迷惑キャラなどとネガティブな認識のされ方をしてもらえなくなった。

近所の自治会でも、全く話の流れに関係のない自分の自慢話を始める悪癖が頻繁に出てしまい完全に嫌われてしまったらしい。

実は多くの嫌われ行動、疎まれ行動は寂しさから始まっている。

「寂しいから仲間に入れてくれないかな?」と素直に言えたのなら、彼のようなモンスターマウンティングシニアは生まれてないのではないだろう。

人は弱い部分を開示してくる人間に好感を抱くようにできている。弱さを見つけた瞬間、「しめた!」と感じるのは一部のサイコパス、ソシオパスくらいだろう。

寂しい→威張って承認欲求を満たそうとする

という飛躍は、誰ひとりとして幸せになれない。

他者とwin winの関係を築くことができないためどんどんそのマウンティング具合が加速していく。

今の彼にはもう誰も本音を伝えられない状態だ。

彼の寂しさは募るばかり。彼のマウンティングはまだまだずっと増幅していくのだろうか?

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