自己愛から離れたあと、C-PTSD・トラウマボンドからの回復方法

対人トラブル研究所
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自己愛の強い人との関係から物理的に離れられたとしても、それですべてが解決するわけではありません。

多くの人が、離れたあとに「燃え尽き」や「虚脱感」に襲われると言われています。この記事では、離脱後に起きやすい心理的な反応と、そこからの回復の考え方を紹介します。

離れる過程で起きやすい「フーバリング」については、[フーバリングとフライング・モンキー]で詳しく解説しています。

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離脱後に訪れる、意外な苦しさ

自己愛傾向の強い人との関係から離れたあと、「あんな人でも、自分が必要だったのでは?」という奇妙な罪悪感や、「一人になってしまった」という孤独感に襲われることがあります。ふとした瞬間に、相手の怒鳴り声がフラッシュバックしたり、夢に見たりすることもあるかもしれません。

これは、長い間、緊張状態(いわば戦闘モード)で生き延びてきたことへの反動だと考えられています。医学的には、複雑性PTSD(C-PTSD)や、「トラウマボンド(外傷的絆)」と呼ばれる状態に近いものとして説明されることがあります。

複雑性PTSDという概念は、精神科医のジュディス・ハーマンによって整理された概念として知られています([世界的に有名な精神科医・心理学者25選]でも紹介しています)。長期にわたる支配的な人間関係の中で生じる心理的な影響を体系的に説明したもので、単発の衝撃的な出来事とは異なる、慢性的なストレスの積み重ねによる反応として理解されています。

未練が残っているように感じるのは、あなたが弱いからではありません。強いストレスや刺激に、脳や神経系が適応してしまっている状態だと理解しておくと、自分を責めすぎずに済みやすくなります。

主語を「私」に戻す練習

回復には時間がかかります。骨折がすぐには治らないのと同じように、心の傷が癒えるにも、相応の時間とケアが必要です。

有効だと言われる方法の一つが、「主語を『私』に戻す練習」です。自己愛傾向の強い人との関係の中では、常に主語が「彼(彼女)」になりがちです。

「彼が怒らないように」「彼が喜ぶように」。その結果、自分自身が何を感じ、何を望んでいるのかが分からなくなってしまうことがあります。

今日から、ごく小さなことで構いません。「私」を主語にする練習を始めてみてください。

  • (彼がどう思うかではなく)「私は、今コーヒーが飲みたい」
  • (彼なら馬鹿にするだろうけど)「私は、この映画が見たい」

「退屈」を取り戻すこと

刺激的で緊張感の高い関係から離れると、脳が「退屈だ」と悲鳴を上げるように感じることがあります。しかし、その「退屈」こそが、実はあなたが本来求めていた「平和」なのだと捉え直してみてください。

刺激中毒になると、「殴られることも愛である」と歪んだ解釈をしかねません。あなたは天国と地獄のどちらで過ごしたいですか。

DV系の自己愛人間の世界は、地獄でしかありません。あなたは今、天国を取り戻す段階にいるのかもしれません。

ドキドキ・ハラハラしないのは、脅かされていない証拠です。何事もない一日を積み重ねていくことで、乱れた自律神経が少しずつ整っていくと言われています。

痛みを感じないと落ち着かないという状態であれば、それはあなたが自己愛系ナルシストのマインドコントロールを受けたからに他なりません。

さあ、今こそあなたの幸せを取り戻しにいきましょう。

五感を「自分のため」に使い直す

HSP気質の人は、共感力が高く、人の痛みに敏感です。その素晴らしい特性を、これまでは自己愛さんの機嫌を取るために消耗させられてきたかもしれません。

これからは、その感受性を「自分のため」、あるいは「本当に大切にすべき人たちのため」に使ってみてください。美しい景色に心を震わせたり、友人の喜びに共感したり。本来、HSPの感受性は、人生を豊かにするためのギフトです。

専門家のサポートを頼ることも、大切な選択肢

この記事で紹介した内容は、あくまで一般的な考え方の紹介です。

フラッシュバックが続く、日常生活に支障が出るほど気分の落ち込みが激しい、といった状態が続く場合は、一人で抱え込まず、心療内科・精神科、あるいはトラウマケアに詳しいカウンセラーなど、専門家のサポートを受けることを検討してください。

回復のプロセスを、一人だけで背負う必要はありません。

まとめ

あなたの人生はあなたのものです。自己愛さんと接している時間は、本来、あなたの人生において必要のないものだったはずです。

回復には時間がかかりますが、「私」を主語にした穏やかな日々を、少しずつ積み重ねていってください。

あなたの人生が光りであふれることを、心より応援しています。

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