MBTI診断を受けると、INFJという4文字のタイプに加えて、末尾に「-A」または「-T」というアルファベットが付くことがあります。この記事では、この「-A」「-T」が何を意味するのか、そして「-T(慎重型)」に見られやすい特徴について、私自身の経験を交えながら解説します。
INFJというタイプそのものについては、[INFJあるある5選]や[INFJに向いてる仕事・向いてない仕事]もあわせてご覧ください。
そもそも「-A」「-T」とは何か
先にお伝えしておきたいのですが、この「-A(Assertive/自己主張型)」「-T(Turbulent/慎重型)」という区分は、ユングの心理学的タイプ論やマイヤーズ=ブリッグス(MBTI)の正式な4指標(外向-内向、感覚-直観、思考-感情、判断-知覚)には含まれていません。16Personalitiesという性格診断サービスが、独自に追加した5つ目の指標です。
- -A(自己主張型):自分の判断や能力に対して比較的自信があり、感情の波が少なく、ストレス下でも安定していやすいとされるタイプ
- -T(慎重型):自己評価にやや厳しく、完璧を求めやすい傾向があり、感情の波が大きく出やすいとされるタイプ
正式なMBTI理論の一部ではないという前提を踏まえたうえで、多くの人が「自分にはこちらの方がしっくりくる」と感じる、実感を伴った区分ではあります。私自身の診断結果は「T(慎重型)」でした。
INFJ-T(慎重型)に見られやすい特徴
私自身の経験から、-Tに当てはまりやすいと感じる特徴を紹介します。
相手の要求を読み取り、キャラや振る舞いを変えてしまう
会話の中で、相手が言葉にしていない期待や要求を、無意識のうちに読み取ってしまうことがあります。そして、その期待に応えようとして、自分の振る舞いや見せる面を、相手に合わせて変えてしまうことがありました。時には、形のないギフト(気遣いや配慮そのもの)を、頼まれてもいないのに差し出そうとすることもあります。
これは、自己評価が安定していない分、相手からの評価によって自分の価値を確認しようとする心理が働いているのかもしれません。
ドアスラム(関係の断絶)をしたことがある
「ドアスラム」とは、INFJに見られやすい行動パターンの一つで、限界まで我慢を重ねたあと、ある瞬間を境に、まるでドアを勢いよく閉めるように、一気に関係を断ち切ってしまうことを指します。私自身も、これを経験したことがあります。
-Tタイプは、自己評価に厳しく、感情の波が大きく出やすいとされているため、我慢を溜め込みやすく、その分、限界を迎えたときの反応も大きくなりやすいのかもしれません。
静かに見えて、内側では膨大な情報処理をしている
外から見ると物静かでおとなしい印象を持たれがちですが、頭の中では常に、その場の状況や自分の言動について、すごい量の情報処理と内省を行っています。-Tタイプは、この内省が特に活発で、時には自分を厳しく評価しすぎてしまう傾向があるとも言われています。
-A(自己主張型)との違い
-Aタイプは、同じINFJであっても、自己評価がより安定しており、感情の波の影響を受けにくいとされています。他者からの評価に左右されにくく、ストレスの多い状況でも比較的落ち着いて対応できる、という特徴が語られることが多いです。
一方で-Tタイプは、感受性の鋭さや内省の深さが、時に自分自身を追い詰める方向に働いてしまうことがあります。ただし、これは優劣の話ではありません。-Tタイプの持つ自己への厳しさは、物事を深く見つめ、改善し続ける力の源にもなり得るものです。
なぜ-Tは自己評価に厳しくなりやすいのか
-Tタイプが自己評価に厳しくなりやすい背景には、完璧を求める傾向と、他者からの評価を過剰に気にしてしまう傾向が組み合わさっていることが関係していると考えられます。相手の期待を読み取る力が強い分、その期待に応えられていないと感じたときの自己否定も、大きくなりやすいのかもしれません。
このような自己評価の低さと、他者からの評価への依存については、[誕生日に体調不良になる「クライシスHSP」はスピリチュアルではなく心のサイン]で紹介した「セルフイメージ」の話ともつながる部分があります。
まとめ
「-A」「-T」は正式なMBTI理論の一部ではないものの、同じINFJというタイプの中にも、自己評価の安定度や感情の波の大きさという軸で、異なる傾向があることを教えてくれる視点です。
もしあなたが-Tタイプで、自分に厳しくなりすぎていると感じることがあれば、それは弱さではなく、深く物事を見つめる力の裏返しでもあるということを、覚えておいてもらえたらと思います。

