誕生日に体調不良になる「クライシスHSP」はスピリチュアルな意味を探すのではなく、無意識の問題を疑った方がいい理由

HSP
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あなたは、誕生日が近づくとなんだか調子が悪くなる──そんな経験をしたことはないだろうか。

熱が出たり、風邪をひいたり、なぜか落ち込んだりする。
本来なら祝福される日なのに、なぜか心と体が重たくなる。

「スピリチュアルな意味があるのかも」
「何か悪い気を受けてるのかな」

そんなふうに、目に見えない力のせいにしてしまいたくなるかもしれない。

けれど、その原因は──もっと身近な、そして“無意識”の中にある可能性が高い。

「誕生日に体調を崩す人」が一定数いる現実

実際、「誕生日の前後になると、いつも体調が悪くなる」「気分が沈んで一日中寝込んでしまう」といった声は少なくない。

そうした人たちの中には、「自分には霊的な何かが起きているのでは?」とスピリチュアルな理由を探す傾向もある。

だが、その体調不良や気分の落ち込みは、“あなた自身の心”が発しているサインかもしれない。

無意識のセルフイメージが影響している

人は誰しも「自分とはこういう人間だ」という無意識の自己像──セルフイメージを持っている。

このセルフイメージがポジティブな人にとって、誕生日は「祝われて当然」「自分の存在を認めていい日」として喜べる。

しかし、「自分には価値がない」「私は存在していても仕方がない」といったセルフイメージを持つ人は、誕生日という“存在を肯定される日”に、無意識のうちに苦しさを感じてしまう。

祝われることが気まずい。
人の好意が重たい。
自分の存在がクローズアップされるのが、怖い。

その不協和が、やがて体調不良という形であらわれる。

日本では「無意識の問題」がスピリチュアルに置き換えられやすい

本来、こうした心のメカニズムは、心理学や精神医学の分野で扱うべきものだ。

だが、日本では「心の問題」=「目に見えないもの」として扱われやすく、無意識の問題がスピリチュアルに変換されてしまう傾向がある。

もちろん、スピリチュアルに救われる人がいるのも事実だ。
けれど、症状の根にある「自己否定」や「心の癖」を見つめないままでは、本当の意味での回復は難しい。

心地よい誕生日を送るには、セルフイメージを整えること

では、どうすれば誕生日を心穏やかに過ごせるのだろう?

鍵になるのは、自分自身に対するイメージを見直すことだ。

自己否定が強い人は、自分の価値を低く見積もる「誤ったセルフイメージ」に縛られている。

このセルフイメージを更新することで、「祝われること」に対する拒否感や居心地の悪さは、少しずつ和らいでいく。

セルフイメージを変えるための3つの方法

参考:Cocorac「セルフイメージを変える方法」

  • 1. 自分を否定しない言葉を使う
    「どうせ自分なんて」といった口癖は、セルフイメージを固定化する。代わりに「今日も頑張ってるね」と自分を認める言葉を意識的に使う。自己否定が多い人に愛着問題が隠れていることが実は少なくない。
  • 2. 小さな成功体験を積み重ねる
    「できた」という実感を繰り返すことで、「自分はやれる」という感覚が育つ。特別なことじゃなくていい。洗濯物を干した、早起きできた──そんなことでもいい。
  • 3. “なりたい自分”を言語化する
    抽象的な「自信を持ちたい」ではなく、「〇〇な場面で、こんなふうに行動できる自分になりたい」と具体的に描く。

あなたは、祝われていい存在

誕生日は、「存在している自分」を受け入れる日だ。

もし体調を崩してしまうときは、「心が何かを訴えている」と考えてみてほしい。

あなたの無意識は、あなたに気づいてほしいのかもしれない。
「もっと自分を大切にして」と。

スピリチュアルに逃げなくていい。
心の仕組みを知り、自分の思考グセや感情に向き合っていけば、いつか誕生日が「うれしい日」に変わる。

あなたは、祝われるにふさわしい。
どうか、その事実を、今年こそ心から受け取ってほしい。

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