人が思い悩むほとんどの原因。それは人間関係です。
もしあなたが誰かとの関係で今、深く悩んでいたなら人間関係の断捨離がおすすめ。
とはいえ
どの関係を残し、どれを継続した方がいいのかわからない…
という人が多いのでは?
そこで縁を切るべき人や友達の特徴と、その対処法について解説していきます。
「人が悩むほとんどの原因は対人関係」という真実
冒頭で書いたことを、改めて深掘りします。
アドラーは人間の持つ悩みは根本的なところは、全て対人関係の悩みに行き着くと考えました。
『嫌われる勇気』が大ベストセラーになったこともあり、アドラーの考えが普及しつつあります。
アドラーの基本的な考え。それは人間の悩みの全ては対人関係によるというもの。
そこを軸にして考え出されたのが、『課題の分離』などの考え。
アドラーの思想は、生きづらさを抱える現代人に大きな影響を与え続けています。
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縁を切るべき人、友達がいるのに決断できない理由は罪悪感
「友達なんかいらないって。(だから)どんどん友達減らしていってるの。切ってくの」
メンバーを前にそう淡々と話したタモリに、「救われた」「本当にわかる。友達は少なくていい」と、共感の声が広がっている。
タモリさんがさらりと口にした言葉に、共感する人が続出。
「救われた」と感じた人は、知り合いや友達を切ることに罪悪感や抵抗を覚えている可能性があります。
そもそも「罪の意識」の正体って何でしょう?
【参考記事▼】
罪悪感は考え方の癖で「幻」のようなもの
結論から述べると、罪悪感に根拠はありません。
幼少期から繰り返し聞かされた親の言葉の影響もあるでしょうし、得も言われぬ不安から出ていることがあるかも?
しかしそれは幻のようなもので、実は意味を持ちません。
一度も縁切りをしたことがない人ほど、罪悪感を覚えがち。
しかし思い切って、距離を置いたり縁を切ってみると爽快感を感じるはず!
もっと早く決断しておけばよかった!!
と清々しく思えるのです。
【参考記事|HSPとadhd&発達障害の相性が、すこぶる悪い理由▼】
縁を切るべき人や友達の特徴6つ
ではどういった人や友達と、縁を切るべきなのでしょう?
その特徴を記していきます。
縁を切るべき人や友達の特徴①「マウンティング癖がある」
負けず嫌いの人は、習慣的にマウンティングすることもしばしば。
こちらは普通に会話をしたいだけなのに、やらとマウントをとりたがる人はあなたの周囲にも多いのでは?
マウンティングしたい人にとって、あなたはかなりマウントをとりやすい相手。つまり利用されているのです。
マウンターにとっての最重要課題は「いかに相手からマウントをとれるか?」です。
なにはなくとも、それさえ満たせればOKというのが基本的な考え。
マウント癖は習性のようなものなので、なかなか改善されません。
またマウントしてきた。鬱陶しいわ…
と、度々感じる相手とは縁を切った方がいいでしょう。
縁を切るべき人や友達の特徴②「不誠実である」
誠実さは、人間関係を築く上でとても大切です。
すぐ嘘をついたり、借りたお金をいつまでも返せなかったりといった不誠実な人との縁は、すぐに切るべき。
なぜなら不誠実な人は、あなたを大切にしようという考えを少しも持ち合わせていないからです。
誠実さのない人は、あらゆる人に心無い対応をとっています。
時間とともに、人間的な欠陥が明らかになり、誰からもまともに相手をされないようになるケースがたくさんあります。
不誠実な人は、やがて時間による裁きを受ける運命が待ち構えています。
縁を切るべき人や友達の特徴③「ネガティブすぎる人」
口を開けば、悪口や愚痴ばかりを口にしている人も要注意。
成功者の多くは、どこかにネガティブな気持ちを持っているのは確か。しかしそれを仕事上で、有効活用してプラスに持っていく術を身につけているのです。
「すぐ心配になる」いう癖を上手く使えば、高質な商品を生み出したり、素晴らしい接客ができたりするので、大きな武器ともいえます。
縁を切った方が良いネガティブな人は、現状を打破せずにあら探しばかりしているタイプ。
自分の人生をより良くすることよりも、他者の欠点を探すことに命をかけています。
自身の人生に充実感がないため、ほとんどの言動がネガティブ。
気持ちやエネルギーは他者に影響を与えるもの。
ネガティブでいつまでも同じ次元にいる人とは、早めに縁を切りましょう。
そうしなければ、あなたまでネガティブワールドに引き寄せられかねません。
【ネガティブを引き寄せるヤバい口癖の記事は▼】
縁を切るべき人や友達の特徴④「キレやすい人」
少しのことで激怒したり、大声を上げるような人とは縁を切りましょう。
怒りは二次的な感情。根本にあるのはさびしさや悲しみ。
「なぜ、自分の気持ちをわかってくれないんだ!」という心の叫びがあるものの、上手く自己開示できないのです。
こういった人は、年齢を重ねるごとにもっと短気になりがち。
お年寄りがキレやすいのは、前頭前野という脳の部位の働きが悪くなるから。前頭前野が上手く機能しなければ、感情をコントロールが困難になります。
ずっと怒っている人、誰かを攻撃しなければ気が済まない人は、己と向き合うべき。
なぜなら彼ら彼女らがもっとも嫌っているのは他人ではなく、自分自身です。
すぐにキレるこじらせ人のために、あなたがエネルギーを費やす必要はありません。
【病的なキレ方、怒り方をする自己愛憤怒者の記事は▼】
縁を切るべき人や友達の特徴⑤「自己中心的な人」
エゴイストの有害さは、様々なところで語られてきました。
場の中心にいなければ不機嫌になりますし、自分の思い通りにならなければ怒りを露にします。
各々が人生の主役のはずなのに、「どんな状況でも自分だけが主役であるべき」という謎の信念を持つのがエゴイストの特徴。
優しく善良な人ほど、エゴイストに取り込まれて利用されがち。
あなたがあなたらしい人生を歩むために、自己中心的な人との縁を逸早く切りましょう。
【参考記事|自己愛他罰型に攻撃されやすい自罰者向けの記事▼】
路上喫煙やタバコのポイ捨てが平気な人はヤバい
子供が近くにいる場所なのに、平気で喫煙していたり、タバコを道端へポイッと投げ捨てる人もエゴイストです。
俺だけは許されるだろう
という甘えを持っている人達でもあります。
わかりやすくタチ悪いのは、自転車に乗りながらタバコを吸っている人。
ニコチン中毒の彼らは「運転しながら投げ捨てたタバコが誰かに当たるかもしれない」という想像力を持ち合わせていません。
喫煙コーナーでタバコを吸うのはもちろん自由ですが、
こんな所で吸わないで欲しいわ…
と周囲が思う場所で、タバコをスパスパする人とも縁を切りましょう。
【▼自分が正しい病に罹患している人に関する記事▼】
縁を切るべき人や友達の特徴⑥「劣等感の強いナルシスト」
自己愛が強いこと自体は、悪いことではありません。自分を愛していない人は、他者も大切にできないものです。
厄介なのが、強烈な劣等感を抱えているナルシスト。色々こじらせている人は、この手のタイプが多いでしょう。
コミュニケーションがことごとく上手くいかず、トラブルばかりを起こします。
どこへ行っても揉め事を起こす人は、コンプレックスの強いナルシストである可能性が大。
当人はそのつもりがないですが、一緒にいる人の精神やエネルギーをどんどん搾取していきます。
しかし根っこの虚無感が満たされることは、永久にありません。
ここで再びアドラーの言葉を引用しましょう。
劣等感について興味深い言葉を残しているアドラー。
世の中には、関わってはいけない人種が存在します。
それは、劣等感が強く、他人を見下して自我を保とうとする人間です。
劣等感を克服する勇気を持たない人間は、誰かを攻撃して自分を守ろうとします。
そんな卑劣な人間と関われば、ロクな目に遭いません。
理解し合えない人間は必ず存在します。
— アドラー心理学サロン(アドサロ) ポジティブ心理学サロン (@PositiveSalon) April 13, 2019
こういうタイプの人間には、近づかないのが賢明。
もし間違って関係性を持ってしまったとしても、強固な意思を持って離れましょう。
【自己愛の強い7人の破綻者と遭遇した筆者の体験談は▼】
人間断捨離!縁を切る具体的な方法3つ
「縁を切る」と決意できた人に向けて、具体的な人間関係の断捨離方法をお伝えします。
すぐできるものが多いので、ぜひ実践してみてくださいね。
人間断捨離!縁を切る具体的な方法①「絶対に連絡しない」
縁を切りたいと思いながら、何かの拍子につい連絡をしてしまい、そのままズルズル…というケースも少なくありません。
決意したら相手からどんな連絡があっても返さないことです。
無関心、無反応を続けると、縁は自然と切れるもの。
罪悪感を覚えやすい人は、心を強く持って無反応を続けましょう。
次第に縁が切れていくはずです。
人間断捨離!縁を切る具体的な方法②「テリトリーを変える」
縁を切りたい人が、仕事の関係者だったら難しいものの、それ以外の相手ならテリトリー変更が有効。
縁を切りたい人がいない場所へ、あなたが移動するのです。
極端な例えですが、あなたが北海道で暮らしていて縁を切りたい人が、すぐ近くにいたとしましょう。
思い切ってあなたが沖縄に拠点を移せば、相手が追ってくることはまずありません。
物理的な距離が広がれば、縁を切りやすくなります。
人間断捨離!縁を切る具体的な方法③「あなたが成長する」
縁を切りたいと思う人と、あなた自身はどこかに共通項があるはず。
え~、それはないよ…
と思う気持ちもわかります。
誰かを見た際に、妙にイライラしてしまうことがあるのはなぜか?
実はそれって自分の中にある嫌いな部分を、誰か他者を通して確認しているに過ぎません。
もしあなたが爆速で成長できれば、縁を切りたいと思っている人との距離は遠のくはず。
すぐには難しいかもしれませんが、高い志を持って自身を成長させましょう。
周囲から
この人とは縁を切りたいな~…
と思われる人は、総じて自分の弱みと向き合わずに生きている人。
あなたがそのレベルに合わせ続けていては、辛い状況がひたすら続くだけ。
波長が合わなくなると、厄介な人、面倒な人は自然と縁遠くなるものです。
一時的には表面的なコミュニケーションをとりながらも、心には鍵を掛けてください。
そしてあなたが夢中になれることに邁進しましょう。
それを続ければ、縁を切りたい人はいつの間にか、視界から消え失せているはずです。
【癖が強く面倒で厄介な人について書いた記事は▼】
「家族や親と縁を切りたい」という考えはおかしい?
中には「家族と縁を切りたい」と思われる人もいるのではないでしょうか?
世間的には、それをよしとしない価値観が蔓延しているのは事実。
しかし家族といっても、毒親に育てられるパターンもあれば、暴力を受けるなどして心に傷を負うことも。
家族との関係が呪いや呪縛になることも、よくあるのです。
もし親があなたを搾取して傷つけ続けるのなら、縁を切るのもひとつの選択肢。
家族のことは当事者しかわかりません。つまり外部がとやかく言えることではないのです。
仕打ちを思い出し、関わりたくないと思い、住所も携帯も変え絶縁しました。父に相談しても知らん俺に言うなばかりだったので、父もまとめて。
縁を切ってから何かといい事続きで、変なのとの関わりを絶って良かったと思っています。
こちらの相談者は「親と縁を切ったことで人生が好転した」と書いておられます。
あまりにも家族があなたの人生を侵害してくるようであれば、縁を切るという決断があってもいいのでは?
戻る縁ならばそのあとゆっくりと修復するでしょうし、縁がなければそれっきり。
時間のみが正解を知っています。
「縁を切った方が楽になれる家族関係だってある」と思えるだけで、心が軽くなる人もいるでしょう。
もし家族との関係であなたの精神が蝕まれるようであれば、容赦なく疎遠になる決断をとってくださいね。
縁を切るべき人や友達との関係を終わらせれば、新たな展開が
自分の気持ちを無視して、現状にしがみつくことを続けていても状況は変わりません。
日本人は世界的に見ても、不安を覚えやすい国民。
決断を先送りにして、同じ課題や悩みを前にウジウジしてしまう人も少なくありません。
しかし決意して行動を起こせば、状況は一変!
精神的な負担が一気に軽減。心の重荷が減ると、自然とエネルギーがわいてきます。
あなたが注力したかったことに集中できるようになるのです。
呪いのような人間関係の中にいるのは、雨が振り出しそうな曇り空の下にずっといるのと同じ。
そんな環境で、あなた本来のポテンシャルを発揮できるわけがありません。
当然ですが、あなたの人生の主役はあなた自身。
こじらせて妨害してくるような人に、時間やエネルギーを奪われるのは実にもったいない!
最初は勇気が入りますが、一度「縁切り」を実行できると、みるみる暮らしが変わることでしょう。
「人間が変わるのには、行動を変えるしかない」ということですね。
【▼悪口、陰口依存症だったブログ主が自戒をこめて記した記事▼】
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