「どんなタイプが苦手で嫌い?」と問われたら、多くの人は言い方のきついタイプが苦手で嫌いと答えます。
言い方がきつい人、本当に苦手。心がぎすぎすしてる感じがするし、そのぎすぎすが自分に伝染する気がする。相手の状態に関係なく、それをまるっと包んであげられるほどの優しさが自分にあったら、きっと悩むことすらないんだろうなぁ。
— 優楽 (@yuraskmt) December 23, 2014
筆者も、子供の頃から言い方がきつい人が苦手であまりに傷つくので、一度、勇気を持って言い返してやろうと思い実行。
はたして、その結果は?
ページ下部に、言い方がきつい人の心理と対応策も記載しております。
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言い方がきつい人に傷ついたので言い返した結果…
僕の知人で、特に言い方がきつい人がおり、その男性に言い返したのですが、まずはどういったキャラクターなのかをお伝えしましょう。
・ブラック企業社長のようにワンマンタイプ ・群れるのが好き ・陽キャラで明るめの性格 ・負けず嫌い ・いきなりキレる ・脳内で浮かんだ言葉をすぐ言う |
主に上記のような特徴があります。
言い方がきつい知人の決定的な一言
基本的に言い方がきつい人に何か言われてもスルーしたり、我慢してきた僕でしたが、「さすがにこれは言い返さないと」という決定的な一言がありました。
それは僕が引っ越した直後でした。
それまで都市圏に住んでいた僕は都会疲れを起こし、「自然が多い環境の中で暮らしたい」と田舎に引っ越すことを決意。それを知った彼はこう言い放ったのです。
田舎に行くなんて完全に負け組だな。俺との差は開いていく一方だぞ
一瞬、何を言われているのかわかりませんでした。
しかし彼は冗談ではなく真顔だったのです。
言い方がきつい知人に傷つけられ言い返した結果…
まず彼が僕とどの土俵で戦っているのか、よくわかりません。
僕は文章の仕事をしていますし、彼は映像系。幅広いくくりをして、創作的な仕事と捉えたのでしょうか?
現在はネット環境さえあれば、都会でなくても仕事ができます。それを無視したような発言に、珍しく僕は怒りに打ち震えました。
そして
「都会だろうが田舎だろうが、生きるスタンスには関係ないよ。差が開いていくという言い方が理解できない」
と言い返したのです。
普段、反論する機会の少ない僕の心拍数はかなり上がっていました。
思わぬ反撃にたじろぐのかなと、実は少し期待していたのですが、そうは問屋が卸しません。
彼は
さっきお前、表情が歪んでたな?
と、言ったあと、さらに続けます。
傷つけられ慣れていないし苦労が足りない。もっと傷つけられることに慣れろ。弱すぎるぞ!
と、どや顔で言いました。
「これはもう話にならない」と、僕はその後、言葉を飲み込みました。
言い返した結果、反論しても意味がないとすぐに悟ったのです。
なぜなら相手には、こちらのメッセージをくみとる意思がそもそもないのですから。
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言い方がきつく人を傷つける人の心理と特徴5つ
なぜ言い方きつく人を傷つけてしまう人物が、いつの時代もいるのでしょう。
その心理と特徴について解説します。
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言い方がきつく人を傷つける人の心理と特徴1.デリカシーがない
デリカシーがない人は、自分にデリカシーが足りていないことを自覚していないパターンがしばしば。
デリカシーの意味を確かめてみましょう。
デリカシー【delicacy】 の解説
感情、心配りなどの繊細さ。微妙さ。「デリカシーに欠ける振る舞い」「デリカシーのない人」出典:goo辞書
コミュニケーションをする際に、相手への心配りが必要ないと思っている人にデリカシーを求めるのは無理がありますよね。
ノンデリカシーの人は一定数おり、彼ら彼女らは日々誰かを傷つけ続けています。
言い方がきつく人を傷つける人の心理と特徴2.そのまま話しすぎ
子供は脳内に浮かんだ言葉をそのまま口に出しやすい傾向にあります。
大人になると、
これは言っても大丈夫だな
とセルフチェックをしてから、話すようになるはず。
しかし一部の人間は、成人しても思ったことをそのまま言ってしまうことが。
特に衝動性が高かったり、ブレーキがもともとついていない人ほど、そのまま話してしまい傷つける機会が増えます。
また関係性によって甘えが生じ、
遠慮がいらない関係だから、何を言ってもいいだろう
と結果的に失礼な言動が増えることもあるでしょう。
言い方がきつく人を傷つける人の心理と特徴3.正論を好む
一部の人は、人を傷つけようが論理的に正しければ何の問題もないと考えています。
やっぱり会話には最低限のルールがある。最近気になるのは「会話泥棒」と「論破病」。会話泥棒は、まだ人が話をしている途中なのに、最後まで聞かずに遮って自分の話を始める。論破病は、何でも論破しないと気が済まず、相手に逃げ道を作らない。会話は、説得よりも納得だよなあと思う今日この頃。
— 小池一夫 (@koikekazuo) August 1, 2016
お互い気持ちよく話す<自分の正しさを主張する
というスタンスの人は、頻繁に他者を傷つけます。
正論を好む自信家ほど厄介な輩はいません。
彼ら彼女らが通ったあとは、まさに死屍累々です。
言い方がきつく人を傷つける人の心理と特徴4.俺がルールだタイプ
ブラック企業の社長に多いのですが、自分ルールを絶対視している人は、当然ながら相手を深く傷つけるもの。
傷つけた当人は「正しいことをしてやった!」と思い込んでいるため、非常にたちが悪いです。
この手のタイプは、自己肯定感が低く自己主張できない人間を束ねてお山の大将のように振る舞っているケースが、かなり目立ちます。
この種の人達が年齢を重ねると、やがてマウンティングシニアと称されるモンスターとなることも珍しくありません。
【▼マウンティングシニアと寂しさの関係について】
言い方がきつく人を傷つける人の心理と特徴5.自己中
自己中心性とは幼さでもあるのですが、人が言われたくないことよりも圧倒的に自分が言いたいことを優先する人間がいます。
彼らの言い分は「誰がどれだけ傷つこうが、自分の言いたいことを相手に伝えられれば満足」というもの。
どこまでいっても自分の気持ちを優先。
自己愛と誇大自己と劣等感の3つが結びついたとき、とんでもないパワハラモンスターが出現します。
【参考記事▼】
的にされる自罰者向け|自己愛が強く他罰的な人の思考と心理5つ&対処法5つ
言い方がきつく人を傷つける人への対応策3つ
最後に、言い方がきつく人を傷つける人への対応策をいくつか考えていきましょう。
繊細な人は、対策を練っておかなければ、いつまでもサンドバックのように打たれ続けてしまいかねません。
【参考記事▼】
言い方がきつく人を傷つける人への対応策1.一定の距離感を保つ
言い方がきつく人を傷つけてしまう人への対応策として、最も有効なのは一定の距離感を保つこと。
相手の射程圏内に入らなければ、傷つけられることもありません。
どうしても向こうのパーソナルスペースに侵入しなければいけない時は、心に鎧を装着して「傷つけられるかも?」と構えておく必要があります。
「人を傷つけてくる相手との関わりは最短時間でコンパクトに」を意識。
これだけでダメージを軽減できますよ。
言い方がきつく人を傷つける人への対応策2.子供だからしかたないと割り切る
言い方がきつく人を傷つける人は総じて、未成熟、幼稚といった要素を持っています。
彼ら彼女らが成長を遂げれば、むやみやたらに人を傷つけることも少なくなるでしょう。
その時がいつになるかわかりませんが、「見た目は大人でも内面はまだ子供だからしかたない」と割り切ることで楽になるというやり方もあります。
こちらの捉え方を変えるという方法ですね。
言い方がきつく人を傷つける人への対応策3.自分の気持ちを主張
あまりおすすめできませんが、自分の気持ちを傷ついた瞬間に主張するという方法もあります。
この方法が有効なのは、自覚なく人を傷つける言動が多いものの、困った自身の性格を変えたいと望んでいる人相手の場合。
「私はこう思いました」と、私を主語にして自分の気持ちを言語化して伝える方法をアイメッセージと呼びます。
「私は、あなたの今の発言で深く傷つきました」
「私は、あなたの今の発言で疎外感を覚えました」
「私は、あなたの今の発言で”ないがしろ”にされたと感じました」
と私を主語にして、しっかり主張してみましょう。
もしかしたら、このアプローチによって、何かが変わるかもしれません。
相手を変えることは不可能!結局、自分か環境を変えるしかない
「ここまで読んだのに結論はそれ!?」と感じる人がいるかもしれません。
しかし基本的に、人を傷つける言動が多い人は、そのまま傷つけ続けることが多いのも現実。
ポジション的にそういった言動が許されない人は、パワハラなどで訴えられ今の地位から外されたり、孤立することだってもちろんあります。
ただしそれも絶対に起こるとは言い難いでしょう。
傷つけられないためには、こちらの関わり方、スタンスを変える、もしくは環境そのものを変えるの二択でしょう。
「どうしてそんな言い方をするの」と思う人からは離れること。その人の心無い言葉を浴びるほどにあなたは力を奪われるから。「本当はずっと誰かにそう言ってもらいたかった」と思う言葉を日々あなたにくれる人のそばにいること。その人のそばにいるほどあなたは浄化され迷いが消えていき優しくなれる。
— 最果てにある美術館 (@_qir) March 11, 2018
会社という環境は、どうしても人を平気で傷つける人が一定数在籍しています。
会社勤務ではない稼ぎ方が見つかると、付き合う人を取捨選択しやすくなりますし、モラハラ系、パワハラ系の人と距離をとることも可能になるでしょう。
【▼悪口、陰口依存症だったブログ主が自戒をこめて記した記事▼】
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